メゾン「ローラン・フェリエ」 2019 新作モデル

元レーサーのローラン・フェリエ 2019 新作モデル『トゥールビヨン グランスポーツ』

スイスの高級時計メゾン「ローラン・フェリエ」は、ブランド創業メンバーがともに戦ったル・マン24 時間耐久レースへの出場40周年と、ブランド初のトゥールビヨンの誕生10 周年を祝し、独創的でスポーティーなスタイルが特徴の新コレクション『トゥールビヨン グランスポーツ』を発表した。

トゥールビヨン グランスポーツ

ローラン・フェリエ『トゥールビヨン グランスポーツ』
■手巻き。21,600振動/時。SSケース(直径45 mm)。100 m防水。世界限定12 本。22,800,000円(税別)。今夏発売予定。

ローラン・フェリエ氏は、今日では優れた独立時計師としてよく知られているが、40年前の1970 年代に遡ると、数々の一流カーレースの出場者名簿で見ることのできる名前だった。様々な伝説を残している”ル・マン24時間耐久レース”へ、7度の出場経験のあるローランは、1977 年にプロトタイプ2 のカテゴリーで優勝している。ローランが、レースドライバー仲間であり実業家のフランソワ・セルヴァナンと出会ったのはこの頃で、二人は1979 年にクレイマー・レーシング・チームのポルシェ935T に同乗してレースに参加し、見事3 位に入賞した。競争相手の殆どが専業のF1ドライバーであったことを考えると、二人の成績はいっそう注目に値する功績と言えるだろう。二人の情熱は薄れることなく、2009 年に時計ブランドとしてローラン・フェリエを設立するに至った。

一般的にトゥールビヨン機構を搭載した時計は、ダイアル側からその機構や動きを見ることが出来るが、ローラン・フェリエの場合、精度および調速機構の信頼性を保証するという本来の機能的目的を果たすために、裏蓋のシースルーバック仕上げを通してのみ見ることのできる設計になっている。
 19世紀の主要な高性能モデルからインスピレーションを受けたキャリバーの構造は、ロングブレード式のラチェット装置を組み込んだ手巻機構を採用。巻き上げの際に感じる心地よい感触と繊細な作動音からその良さが伝わってくる。ムーブメントにはルテニウムコーティングされたサテン仕上げが施され、よりスポーティーな雰囲気を醸している。このキャリバーに施された究極の仕上げは、トゥールビヨン・キャリッジの30カ所におよぶ鏡面仕上げや面取り仕上げに見ることができる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です